1-2-3.マークアップ率による価格設定
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マークアップ率による価格設定とは
マークアップ方 式とも呼ばれ、食材の原価に一定の利益率、または 利益額を加えて価格を設定する方式になります。
原価を基本に置き、企業が安定した利益を得るこ とを目的として価格を決める方法になります。
マークアップは値入
マークアップによる価格設定とは、理論原価もしくは売上原価に一定の利益を上乗せして価格を設定する方法になり、コスト志向型の価格設定になります。計算式はとてもシンプルな上、商品ごとに原価率を設定できるの で多品目を扱う業種・業態で使われています。
マークアップには売上原価の他に人件費や店舗運営に必要な費用を上乗せしたものが含まれています。尚、マークアップを 理論原価で除して100%を乗じたものをマークアップ率といいます。
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例えば、理論原価が500円の商品のマークアップを500円とした場合の販売価格は500円+500円=1,000円になります。
この場合、マークアップ率は500円÷500円×100%となり100%になります。
理論原価率は、500円÷1,000円×100%となり50%になります。
ただし、マークアップによる価格設定では、一般的に売り手側のコストダウン意識が低くなるという問題があり、市場での競合先との比較は常に必要になります。こちらも開業前の予測に基づく手法ですので、開業後は理論原価や実数値を把握し ながら販売価格や原価の見直しが必要になることを注意してください。
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