原価率とは?
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レストランビジネスの基礎 売上利益の確保
原価率の役割
原価率とは提供商品にかかる食材費の費用割合です。
また「利益」と「品質のバランス」という役割も持っています。
まず「この範囲内に抑えないと利益がでません」という意味があります。
また「この価格でこの品質以下だと消費者は支持しません」という意味も含んでいます。
原価率を下げれば当然利益を出しやすいです。
しかし対価に見合わない価値のない商品提供となる危険性もあります。
原価率を下げる施策の基本は仕入れの見直しによってなされるべきです。
粗悪で安価な食材を使用した原価率の低減化は避けるべきです。
また、利益の確保という重要な役割を持っています。
価格は競合店や客層等によっても左右されます。
それらも考慮し適正価格を設定する必要があります。
適正価格かどうかのジャッジは最終的には消費者が判断します。
商品・サービスが同じなら価格の安い店に流れるのは当然です。
つまり、適正価格とは消費者に支持される価格になります。
結果として適正な利益が生み出されるということが必要になります。
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価格設定
また価格設定での注意点があります。
主観的な価格設定では適正な利益を生み出す事ができない場合があります。
そのため客観的な考えを持って価格設定することが重要になります。
主観的とは「自分だったらこれくらいの金額ならこの商品に支払う」ということです。
この価格設定はあくまでも経営者の考えによるものです。
戦略的な意味合いは無く適正な利益を確約するものではありません。
一方、客観的な価格設定はどのようなものなのでしょうか。
売上、原価率、人件費率、その他の費用、粗利益といった経営指標に必要な数字を
根拠とし商品の価格を決定する戦略的な価格設定になります。