投資回収期間

投資回収期間

投下資金の回収期間

投資回収期間とは投下した資金を回収できるまでに要する期間のことになります。

投資回収率とともに新規開業時の事業計画を立てる際に使われます。

算出式は多数あります。

正式には開業時の投資総額を「経常利益+償却額」で除する方法がとられます。

ここでは単純に投資回収率を使った算出方法を説明します。

この方法は投資総額を100%とし投資回収率(ROI)で除して何年と表します。

投資回収率の算出式は「当期純利益 ÷ 総投資額 ×1 00%」を使います。

この期間は短ければ短いほど回収期間が短く安全で効率的な経営状況といえるでしょう。

比べてみると…

それでは投資額は同じ2,000万円のA社とB社の例を使い見てみましょう。

A社の年間売上高は1,000万円、当期純利益は100万円とします。

一方、B社の年間売上高は3,000万円、当期純利益はA社の2倍の200万円とします。

A社の投資回収率は「100万円 ÷ 2,000万円 × 100% = 5.0%」です。

またB社の投資回収率は「200万円 ÷ 2,000万円 × 10%」になります。

そして、 A社の投資回収期間は「100% ÷ 5% = 20年」になります。

B社の投資回収期間は「100% ÷ 10% = 10年」となります。

計画通りにいかない場合は危険!

投資した資金は開業時の計画通りの期間内で回収できれば問題ありません。

それは想定した利益のリターンが得られたということになります。

しかし投資した資金が計画通りの期間内で回収できない場合もあります。

損失が増えていくような状態が長期化すると倒産という状況に繋がりかねません。

そのような場合は費用の見直しや売上高を高める施策を考えなければなりません。

この数値は個人事業・中小企業など事業規模によって大きく異なります。

そのため上場企業の数値を基準にしても正確な事業計画は立てられません。

投資回収関連の目標数値は同業種・同規模の企業の指標を参考にするしかありません。

開業時には税理士や専門家に相談することが必要不可欠になります。

参考までに、こちらの表は「JNEWS.COM」の調査による各業種の平均値になります。


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