価格設定

3つのプライス戦略
商品の価格設定では3つのプライス戦略が重要になります。
プライスゾーン、プライスポイント、プライスレンジになります。
価格設定では重要な役割を果たしますので覚えておきましょう。

プライスゾーン
まず「プライスゾーン」について説明します。
プライスゾーンは提供している商品価格の最も高い金額と最も安い金額の幅になります。
最高価格が1,280円、最低価格が640円の場合「640円〜1,280円」がプライスゾーンになります。
またプライスゾーンは「2:1」が基本という考えがあります。
最高価格が1,280円、最低価格が640円の場合、丁度「2:1」になってますね。
またプライスゾーンは業態ごとの適正ゾーンというものがあります。
例えば牛丼業態であれば「400円〜880円」の間で大手3社は販売価格を設定しています。
業態でのプライスゾーンと自店のプライスゾーンの位置を意識することが必要です。

プライスポイント
「プライスポイント」は「プライスゾーン」の中にあります。
店舗において最も多くお客さまが選んでいる商品の価格のことになります。
「値ごろ」とも呼ばれ店舗ごとに金額は異なります。
この価格は最も売りたい価格でもあるためフェース数が多くなるのが特徴です。
一般的には同じカテゴリー内でプライスポイントは1つとされています。
お客様の求める価格を想定しプライスポイントに設定することで消費意欲を喚起できます。
特に他店と同じ商品構成であってもどこに設定するかによってお客様は割高感や割安感を感じます
プライスポイントが変わる事によって客単価が変わり売上に大きな影響を与えます。

プライスレンジ
最後に「プライスレンジ」になります。
プライスゾーンの中で最もフェース数が多い価格になります。
例えば780円〜1,580円の4つプライスゾーンのお店があったとします。
その中で980円と1,280円の価格帯の商品に力を入れたとします。
そして商品の大部分を980円と1,280円いう価格帯で販売していたとしたら、
この980円から1,280円がプライスレンジとなります。
価格競争が激化すれば他のフォーマットと比べて比べてみましょう。
自店のプライスレンジがどの位置にあるのかが重要になります。
プライスゾーンとプライスポイント

プライスレンジ
利用動機とはターゲットとする消費者層の食事をする動機になります。
「日常的に利用する食事なのか」それとも「晴れの日に利用する食事なのか」、
または「接待等で利用する食事なのか」といったことになります。
つまり【どのような時に利用されるのか】という事です。
この「利用動機」によって販売価格や商品の構成を考える必要があります。